テスラ、ハンドルの留め具が緩んでいる可能性があるとしてモデルY137台をリコール

テスラは、ステアリングホイールが適切に固定されておらず、走行中にステアリングホイールが外れる可能性があるとの懸念から、少数のモデルY SUVについて自主リコールを発表した。 このリコールは、納車直後に2台の新型モデルYのステアリングホイールが脱落したとの報告を受け、米国道路交通安全局（NHTSA）が欠陥調査局（ODI）を立ち上げたことを受けて行われた。

NHTSAのウェブサイトに掲載された公式通知によると、今回のリコールの対象となるモデルYはわずか137台で、テスラはその10％、つまりそのうち約14台が実際にこの問題の影響を受けると推定している。 テスラによると、この問題は2023年5月4日に初めて確認され、留め具の緩みが原因でステアリングホイールがステアリングコラムから外れる可能性があるという。

「製造およびサービス記録は、特定の製造記録の特性と、取り付けられているが仕様のトルクで締められていない締結具との間に相関関係がある可能性があることを示唆しています。仕様のトルクで締められていない締結具は、ステアリングホイールがステアリングコラムから外れる可能性があります。」と通知には書かれています。 。

テスラは続けて、締結具が仕様通りに締め付けられておらず、ステアリングホイールが外れた場合、ドライバーがステアリング制御を失い、衝突の危険性が高まる可能性があると説明している。 しかし、テスラは「この状態が原因でステアリングホイールがステアリングコラムから完全に外れた例は把握していない」と述べているため、この問題は今年初めにODI調査に至った問題とは異なるようだ。

違いは留め具にあるようです。 3月のODI調査では、モデルYがステアリングホイールをステアリングコラムに取り付ける留め具が取り付けられていない状態で納入された2件の事例を調査していた。 このリコールでは締結具は存在しますが、仕様どおりに締め付けられていません。

この修正には、テスラサービスが締結具を検査し、トルクが不適切な場合には、自動車メーカーが新しい締結具を取り付け、正しい仕様に合わせて締め付ける予定です。

リコール通知の全文は以下で読むことができます。 カナダ運輸省から同様の通知はまだ掲載されていません。

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